2024年8月28日 (水) 11:00 ~ 12:30C-1セミナー会場C

第2回 宗教メディアサミット 仏教×カトリック×プロテスタント

宗教メディアでさまざまな取材活動を続ける記者、編集者が今日の宗教教団、日本社会が抱える普遍的課題について論じ合う企画の第2弾。仏教、キリスト教、新宗教などの現状を俯瞰的に見てきたメディア関係者が登壇し、この間の宗教・終活・葬儀をめぐる動きを中心に、各媒体がどのような視点で報じてきたかを共有しつつ、宗教者、メディア、教団のあり方を模索する。

講師プロフィール
上野 ちひろ氏 (株)興山舎 『月刊住職』記者 
高校時代に宮本輝著『春の夢』を読み、『歎異抄』に興味を持つ。龍谷大学文学部真宗学科卒業。宗派を超えた寺院住職実務報道誌『月刊住職』(1974年創刊)記者として全国各地のお寺を取材している。『月刊住職』に掲載した住職ルポをまとめた『みんなに知ってほしい日本のものすごい10人の住職』『だれだっておどろく!こんなにもすばらしい10人の住職』(興山舎刊)等がある。

佐山 拓郎氏 (株)エス・アイ・ピー ライフスタイルマガジン『凛咲(りんしょう)』編集部 
浄土宗僧侶。10年間のサラリーマン生活の後、目黒の寺院で住職を務めていたが退任。webサイト「ここより」の編集長となる。「三和物産」を版元として、昨年リニューアル創刊された雑誌『凛咲』では、主に人生相談や箸休め系ページを担当。ミドル世代の女性に向けて、「シン・終活」を伝える。サブカルチャーへの造詣が深く、マンガやゲームなどのカルチャーと仏教を融合させた法話を得意とする。「ドラゴンボール法話」連載中。

鈴木 敦詞氏 カトリック淳心会オリエンス宗教研究所 月刊『福音宣教』編集スタッフ 
中世キリスト教神学哲学(主にヨハネス・ドゥンス・スコトゥス)、現代カトリック神学(主に教会論)研究者。直近の研究は教派、宗教を超えた共同体論(『カトリック神学会誌』第35号に寄稿)。カトリック東京司教区信徒、同教区カテキスタ(入門講座、フォローアップ講座担当)。月刊『福音宣教』編集スタッフ、翻訳家(ドイツ語、英語、得意分野は神学、哲学、文学)。

谷山 昌子氏 東京工業大学 環境・社会理工学院博士後期課程 
2018年~20年、東京工業大学環境・社会理工学院修士課程、2020年~同博士後期課程。研究テーマは「現代日本における葬送・現代日本人の死生観」。主な論文に「新しい葬送と日本人の死生観――日本人の『宗教的感情とは』」「現在の日本における散骨」「行政が守る死後の尊厳――横須賀市終活支援の事例から」「継承者不要の樹木葬墓地にみる死生観――墓友が共有する死後イメージ」など。日本葬送文化学会所属。

松谷 信司氏 (株)キリスト新聞社 『キリスト新聞』編集長 
1976年福島県生まれ。大学卒業後、制作会社に勤務し、テレビ朝日の報道編集に携わる。2001年から5年間、キリスト教系私立小学校での教員生活を経て、キリスト新聞社に入社。週刊「キリスト新聞」の記者としてさまざまな教派・教団の現場を取材。著書に『宗教改革2.0へ』(ころから)、『キリスト教のリアル』(ポプラ社)、『若者とキリスト教』(共著、キリスト新聞社)など。



株式会社興山舎
『月刊住職』記者
上野 ちひろ
株式会社エス・アイ・ピー
ライフスタイルマガジン『凛咲(りんしょう)』編集部 
佐山 拓郎
カトリック淳心会オリエンス宗教研究所
月刊『福音宣教』編集スタッフ
鈴木 敦詞
東京工業大学
環境・社会理工学院博士後期課程
谷山 昌子
株式会社キリスト新聞社
『キリスト新聞』編集長
松谷 信司